2013/11/11

  2013年11月11日(月)
  N・フィールドとAGCap。

(一)成長力抜群のN・フィールド。
N・フィールド日足
(1)N・フィールドは今年8月に上場したばかりのニューフェースであるが、私は業態の新鮮さに興味をもって9月24日のクラブ9と10月21日付けクラブ9に重ねて掲載した。
(2)先週には新高値を更新する気配を見せたので注目点を整理した。
(3)入院している全国のすべての精神病患者を病院から解放し、自宅介護に切り替えるという政府の方針大転換はすでに実行に移されつつあり、その潜在的需要は設立したばかりの個人企業であるN・フィールドの手に負えるスケールをはるかに超えている。
(4)その潜在需要、成長力があまりにも大きいゆえに、ニチイ学館、ベネッセホールディングス等、訪問介護の大手企業によるN・フィールド買収の可能性も予想される。
(二)人気が高いAGCap。
AGCap日足

(1)AGCapが9月19日に大黒屋を傘下に入れたとき、私は「日本初のブランド品のリサイクル市場が出現した」ことをクラブ9で報じた。詳細は11月5日付けクラブ9を参照されたい。
(2)世界的な超一流ブランドはメーカー自身が世界中の販売量をコントロールし、直営店又は一流百貨店のホットコーナーに展示して丁寧に販売しているから、需給関係がタイトで値崩れしない。
(3)そのためにリサイクル市場が発展した。リサイクル市場においてもAGCapが流通を支配し、新品に近い価格での流通を軌道に乗せた。
(4)その結果、超一流ブランド品の買い取りと再販を一手に手がけるAGCapは出来高が急増して人気銘柄に発展した。
(5)ブランド品のメーカーが川上で販売量をコントロールする限り、価格は維持される。さらにAGCapがリサイクル市場を支配する限り、中古品市場でも値崩れは起こらない。
(6)AGCapの人気も衰えないだろう。