2011/10/17

  2011年10月17日(月)
  「相場の世界では常に少数意見が勝つ」。

(1)世界の株価は、弱気論一色の中をクラブ9が9月26日付、10月11日付で予想した通りの経過を経て、底入れしたと思います。
(2)「相場の世界では常に少数意見が勝つ」というクラブ9の投資原則「第1条」が今回も証明されるでしょう。
(3)今週はクラブ9を休載し、今後の世界の株式、債券、商品、為替市場の展開に注目したいと思います。
(4)10月11日付クラブ9「ユダヤ資本に学べ」は極めて重要な指摘ですので次に再録します。

(六)ユダヤ資本に学べ。(10/11付より)

(1)いま米国各地で「職よこせ」のデモが発生している。背景にはアメリカの富を独占した金持ちに対する反感がある。
(2)彼らが想定している金持ちは、欧米の銀行、証券、保険を独占しているユダヤ資本とユダヤ人だろう。この点を見落とすと、拡大膨張するデモの本質が見えない。
(3)私たちは竹中時代に大暴落した株式、不動産を一手に買い向かい、直後の急騰で巨利を得たユダヤ資本の実力を知っているが、欧米社会に潜在する宗教上の対立と反感については殆ど知らない。
(4)ユダヤ教徒であるユダヤ人は古代ユダヤ王国滅亡以来3000年の永きにわたって流浪の民となり、金貸しで生計を支えてきた。ユダヤ教徒はキリスト教徒とイスラム教徒が戒律によって禁止された金貸しを専業としたのである。
(5)銀行が巨大化し、近代化した現在も、欧米のキリスト教徒には高利貸しに対する抜きがたい反感と差別が潜在している。
(6)日本では土着の神道と外来宗教が平和裏に共存しており、宗教上の対立や差別が存在しない。
(7)それゆえ私たちは今、暴落の度に大もうけするユダヤ資本のノウハウを冷静かつ客観的に学ぶ好機を迎えている。