2014/1/27

  2014年1月27日(月)
  日本マイクロニクス。

マイクロニクス日足
(1)日本マイクロニクスは12月24日付けクラブ9でも掲載したので、末尾に再録した。併せて参照されたい。
(2)前稿で私は「株価は通常一段上げのスケールが二段上げ、三段上げのスケールを決定する」と述べた。
(3)昨年11月に始まった一段上げは新製品に対する理想買いであった。久しく二ケタ台で低迷していた株価は一気に急騰し、1月7日には高値6,870円を記録した。
(4)上昇スピードが速すぎるという懸念はあるが、一段上げの余勢を駆って二段上げでは1万円大台に挑戦する可能性もある。
(5)日本マイクロは1月15日付で「第5回国際二次電池展バッテリージャパン」に開発中の「量子技術に基づく二次電池・バッテナイスを出展する」と発表している。会期は2月26日〜28日。会場は東京ビッグサイトである。
(6)私にはマイクロソフトが開発中の二次電池(乾電池)を正確に評価する資格はないが,もし開発に成功すれば自動車や飛行機などのエンジンが不要となり、複数の電池を搭載すれば長距離走行も可能となる夢のような技術と見える。
(7)量子技術に基づく二次電池・バッテナイスが展示会でどのような評価を受けるかに注目したい。
日本マイクロニクス (イベント情報)より転載
展示会名称
 スマートエネルギーWeek 2014内
 第5回国際二次電池展バッテリージャパン
展示会会期
 2014年2月26日(水)〜28日(金)
 10:00〜18:00(28日のみ17:00終了)
会 場
 東京ビッグサイト 西2ホール
出店製品
 新原理二次電池「battenice」
公式サイト
 
 クラブ9(2013/12/24付)より
   日本マイクロニクス。
   新型乾電池とその量産技術を開発。

(1)日本マイクロニクスは11月19日付で「量子技術に基づく二次電池battenice(バッテナイス)」の量産技術を開発したと発表。株価はチャートの通り長期にわたる低迷を一気に上放れた。
(2)開発したのは提携関係にあったGT社であるが、日本マイクロニクスはその製品化に注目し、GT社と協同開発契約を締結した。
(3)現在普及している「化学電池」は電力密度、出力密度、安全性、寿命に課題があり、それらを克服した二次電池(乾電池)の開発が期待されていた。
(4)両社が製品化を目指している二次電池「バッテナイス」は量子技術に基づく「物理電池」で、小型軽量化を可能とするばかりか電力密度、出力密度を飛躍的に高める革命的な二次電池である。
(5)電解液を使用せず、固体の不燃材料で製造するために、安全性、長寿命に優れ、取り扱いが容易である。
(6)「バッテナイス」は小型軽量化が可能で、電力密度を飛躍的に高めるから、自動車に搭載すれば遠距離走行も可能である。
(7)株価は情報開示に鋭く反応したが、期待先行の面がないわけではない。現在は量産化技術の早期確立と製品化、事業化の準備を進めている段階で、商品化や発売時期は未定である。
(8)12月に入ると株式市場ではバッテナイスに関する様々な予測と思惑が交錯して人気化し、株価は長期低迷を脱して3,800円台へ急騰した。
(9)私は、現在の株価は理想買いの段階だと思う。理想買いでは様々な予測と思惑が交錯して人気化するが、人気に波乱はつきものである。
(10)チャート理論では、「一段上げ」は「理想買い」で、急騰するが、反動安もある。
(11)しかし一段上げのスケールが二段上げ、三段上げのスケールを決めるというチャート理論もある。
(12)二つのチャート理論に従えば、日本マイクロニクスは大きな波乱を描きながら、将来も折に触れて人気化する可能性が高い。