2013/12/24

  2013年12月24日(火)

(一)日本マイクロニクス。
   新型乾電池とその量産技術を開発。
マイクロニクス日足
(1)日本マイクロニクスは11月19日付で「量子技術に基づく二次電池battenice(バッテナイス)」の量産技術を開発したと発表。株価はチャートの通り長期にわたる低迷を一気に上放れた。
(2)開発したのは提携関係にあったGT社であるが、日本マイクロニクスはその製品化に注目し、GT社と協同開発契約を締結した。
(3)現在普及している「化学電池」は電力密度、出力密度、安全性、寿命に課題があり、それらを克服した二次電池(乾電池)の開発が期待されていた。
(4)両社が製品化を目指している二次電池「バッテナイス」は量子技術に基づく「物理電池」で、小型軽量化を可能とするばかりか電力密度、出力密度を飛躍的に高める革命的な二次電池である。
(5)電解液を使用せず、固体の不燃材料で製造するために、安全性、長寿命に優れ、取り扱いが容易である。
(6)「バッテナイス」は小型軽量化が可能で、電力密度を飛躍的に高めるから、自動車に搭載すれば遠距離走行も可能である。
(7)株価は情報開示に鋭く反応したが、期待先行の面がないわけではない。現在は量産化技術の早期確立と製品化、事業化の準備を進めている段階で、商品化や発売時期は未定である。
(8)12月に入ると株式市場ではバッテナイスに関する様々な予測と思惑が交錯して人気化し、株価は長期低迷を脱して3,800円台へ急騰した。
(9)私は、現在の株価は理想買いの段階だと思う。理想買いでは様々な予測と思惑が交錯して人気化するが、人気に波乱はつきものである。
(10)チャート理論では、「一段上げ」は「理想買い」で、急騰するが、反動安もある。
(11)しかし一段上げのスケールが二段上げ、三段上げのスケールを決めるというチャート理論もある。
(12)二つのチャート理論に従えば、日本マイクロニクスは大きな波乱を描きながら、将来も折に触れて人気化する可能性が高い。
(二)掉尾の一振を期待。

(1)クラブ9は本日が年内の最終回です。
(2)日米とも、年明けを待たずに景気回復、財政再建に目途をつけた。
(3)史上最高値を更新したニューヨークダウに続いて、日経平均も来年以降は前途遼遠ながら、史上高値38,957円の更新を目指すだろう。
(4)日本経済は主要な指標が堅調で、今週には「掉尾の一振」が期待できると思う。
(5)クラブ9の年内掲載は本日が最終回です。来年もどうぞよいお年を。