2013/12/9

  2013年12月9日(月)
  積水化学。
  大容量フィルム型リチウムイオン電池を開発。
  電気自動車時代の到来へ、道を開くか。

積水化学日足
(一)旺盛な開発力。
(1)プラスチックの積水化学は資本金1,000億円、売上高1兆円、利益300億円の大型株である。
(2)しかし四季報は今期も24%の増収、増益を予想しており、技術開発力は衰えを見せない。
(3)積水化学のR&Dセンターが12月3日付けで発表した「大容量フィルム型リチウムイオン電池」は電気自動車時代の到来を予感させる先端技術である。
(4)新製品はリチウムイオン電池の容量を3倍に、生産速度を10倍に高めた上で、高い安全性を実現した。
(5)フレキシブル、薄型、長尺、大面積、を実現した結果、3分の1の省スペースと自由な形状を実現し、自動車、住宅、電子機器等の新たな用途を開発した。
(二)大容量リチウムイオン電池を発売へ。

(1)積水化学の大容量リチウムイオン電池は、「重さ」、「スペース」、「安全性」、「容量」を同時に解決した。
(2)来年には、軽量化、省スペースを実現した大容量リチウムイオン電池を自動車、住宅等に売り込む予定である。

(三)電気自動車時代の到来を射程に。

(1)大容量、高性能のリチウムイオン電池は電気自動車時代への道を開く。
(2)自動車はガソリンを用いたエンジン車から電池を用いた電気自動車に変身することができる。
(3)積水化学の旺盛な開発力に注目したい。