2013/7/1

  2013年7月1日(月)
  リプロセル・iPS細胞の大本命がデビュー。

リプロセル5分足

(1)リプロセルは6月26日に上場したが、初日も2日目もストップ高買い気配で値が付かず、28日もストップ高ながら、即日現金決済条件つきでようや寄りついた。
(2)初値は公開価格3,200円の5.6倍にあたる1万7,800円。出来高は347万株であった。
(3)リプロセルはヒトiPS細胞、及びヒト細胞の技術を基盤とする企業である。ノーベル賞を受賞した山中教授のiPS細胞に関連した事業の中でも中核を占める企業として早くから注目を集めてきた。
(4)リプロセルの前評判があまりにも高かったから、リプロセルの大株主であるニプロ、コスモバイオ、メディネットの3社がリプロセルの上場に先行して人気化し、株価が急騰した。
(5)しかし3銘柄はいわばリプロセル上場の前座として人気化したから、リプロセルの上場直前に反落した。
(6)かくして待望久しかったバイオ関連株の大本命・リプロセルは、上場前から華やかな話題を集めてデビューした。
(7)掲載したチャートはこれまでに使ったことがない5分足で、上場初日の寄りつきから大引けまでの経過を5分刻みのローソク足でたどっている。
(8)チャートはたった1日の値動きであるにもかかわらず、あたかも数ヶ月間の日足チャートを見るように大きなうねりを描いている。
(9)もし直前に前座銘柄の暴騰後の暴落を見ていなければ、リプロセル人気はもっと過熱していただろう。
(10)山中教授のヒトiPS細胞の研究開発が具体化するのは今からで、リプロセルの高い潜在的成長率が人気要素となる。ニューフェースながらバイオ関連の指標銘柄となるだろう。