2013/5/27

  2013年5月27日(月)

 「初押し、買うべし」。

 5月に入ると安倍政権の金融緩和政策に呼応して円安・株高が進行した。
特に予想外の円安を評価して、じり高の東京株式市場は先週には上昇ピッチを早め、次第に過熱、爛熟の様相を呈していた。
「好事(こうず)魔多し」である。大商いに沸いていた東京市場は週末に一転、急落した。
一週間の間に東京市場は急騰、急落を演じたが、急落は初押しであったから、格言通り私は「初押し、買うべし」と見たい。
日本経済は永い停滞の後、安倍政権の誕生を転機として拡大成長を始めたばかりで、東京市場の相場は若い。海外の機関投資資金も退避よりも買い増しの好機と見るだろう。

 シャープとオークファン。
シャープ日足

オークファン日足

 チャートのシャープとオークファンは共に乱高下を免れなかったが、週末には大波乱を乗り切って高値圏で引けた。
シャープは再三指摘した通り、史上空前の大取り組み、株不足が解消していない。逼迫した需給関係が株価を支えるばかりか、踏み上げを誘う可能性がある。
4月25日に新規上場したばかりのオークファンに至っては、暴落局面に逆行して連日高値を更新し、週末はストップ高で引けた。
相場の鮮度と逼迫気味の需給関係に魅力がある。

 繁殖の季節。

 ひと月前に我が家の庭で餌付けをしていた雀が小雀をつれて挨拶に来ました。
小雀は産毛が毛羽立っていますから、体が親雀よりも大きく見えますが、最初のうち小雀は決して自分で直接えさを食いません。親雀がついばんで与えたものだけを食べます。
数日前にはメダカが卵からふ化しました。
次いで金魚が産卵しました。ふ化すれば、我が家育ちの三世となります。
株式市場では新規公開や増資が増えてきました。投資家にとっても子育ての季節が来たと思います。