2013/4/8

  2013年4月8日(月)

(一)富士フイルム(富山化学)。
   鳥インフルエンザ特効薬・T-705の認可が近い。
富士フイルム日足

(1)中国の鳥インフルエンザ(H7N9)感染者数は21人に拡大し、うち6人が死亡した。中国政府は生きた鳥の売買禁止措置を拡大している。
(2)発生地域が拡散しており、パンデミック(爆発的流行)に発展する可能性がある。
(3)鳥インフルエンザは感染すれば死に至る可能性が高いから、日本はワクチンの作成を急ぐなど、瀬戸際対策を急いでいる。
(4)鳥インフルエンザにはタミフルとリレンザが有効と報道されているが、本命は特効薬の呼び声が高い富山化学の「T-705」だろう。
(5)富山化学は富士フイルムに買収されたから、富山化学の開発担当者に電話で直近の進捗状況を問い合わせたところ、「厚労省に対する製造認可の申請は2011年3月に行った。一般的に厚労省は申請から2年で認可しているから、T-705についても認可が近いと期待している」との回答であった。
(6)「ただしT-705は申請後に何件かの追加データの提出を求められており、その分だけ認可が遅れる可能性もある」という。
(7)新型鳥インフルエンザの流行が急拡大した場合には認可を急ぐ必要がある。富士フイルムの今後の情報開示に注目したい。

(二)株価急騰のアイフル。
   サラ金規制の解除が近い。
アイフル日足

(1)アイフルの株価が急騰している。
(2)アコム、アプラス、オリエントコーポレーション等、他のサラ金関連株も一斉に急騰している。
(3)安倍政権は「第3の矢」で規制撤廃を標榜しており、「サラ金規制の撤廃」は時間の問題であるが、株価の急伸は「撤廃近し」を先見しているように見える。