2012/10/10

  2012年10月10日(火)
  クラブ9スペシャル。続・ナノキャリア。

(一)ナノキャリアにまた大材料。(会社発表を要約)

(1)ナノキャリアが10月9日引け後に、次の情報を開示しました。
(2)米国にある武田製薬の100%子会社・米国ミレニアム社が創薬し、ジョンソン&ジョンソンと共同開発した多発性骨髄腫治療薬ベルケイドに対し、当社が独自開発した「放出持続型注射薬」に関する特許出願が日本特許庁から特許査定を受けた。
(3)ベルケイドの売上高は世界で1,458億円(2010年度)、日本では80億円の画期的な分子標的抗がん薬である。但し、患者は1週間に2回注射が必要で、末梢神経障害等の副作用が報告されている。
(4)本発明によるボルテゾミブのミセル化新薬は、薬物の血中濃度をコントロールしながら長期にわたって持続させるため、副作用を軽減し、投与や通院回数を減らすことが可能と期待される。
(5)また、ミセル化新薬の開発によりボルテゾミルの治療域を広げ、これまでの適応症以外の固形ガンに対する治療薬となりうる可能性があり、広範囲で画期的なガン治療薬を提供できると期待する。 
(6)正確にはナノキャリアが開示した原文(二)をご覧下さい。
(7)ナノキャリアが開発した「ミセル化」技術は、これまでにもきわめて旺盛で、傑出した新薬開発力を実証しています。インターネットで「ナノキャリア・IR情報一覧」を検索してご覧下さい。

(二)会社発表。
  「分子標的薬ベルケイドのDDS新薬に関する物質特許が日本国にて
   特許査定を受けました。」