2012/9/24

  2012年9月24日(月)

(一)一目均衡表の雲を抜けた富士フイルムとナノキャリア。
富士フイルム日足

ナノキャリア日足

(1)先週18日、富士フイルムが日足で一目均衡表の雲を抜けた。一目均衡表の上限突破は強気の、下限突破は弱気の強い指標である。
(2)富士フイルムは一目均衡表の雲の下限に妨げられて永い低迷を強いられたが、ここから新たな上昇局面に入るのではないか。
(3)ナノキャリアは一目均衡表の雲の中でもみ合った後、上限を突破した。騰勢に弾みがつく可能性がある。

(二)日本ケミカルリサーチ。

(1)日本ケミカルが右肩上がりの中期線に支えられて、着実に上昇過程をたどっている。
(2)1,000円突破で一押し入れるか、そこから弾みがついて上放れるかに注目したい。
(3)業績面では主力薬品であるエポエチンアルファの国内販売を担当するキッセイ薬品が4月以降、前年比倍増ペースで売上高を増やしており、日本ケミカルが9月中間決算で業績を上方修正する可能性が高い。
(4)エポエチンアルファの海外販売を担当する英グラクソは、来年3月の発売開始に自信を示している。海外は12兆円の巨大市場だから、製薬世界第3位のグラクソの販売力を以てすれば、年間売上高145億円の日本ケミカルの業績は来期に飛躍的に拡大するだろう。

(三)加藤銘柄が動意。

(1)仕手相場で強い影響力を維持している加藤氏が、会員向けホームページを10月に更新すると予告した。
(2)大安の10月1日に新規の推奨銘柄を開示するのではないかという噂があり、新日本理化等がピン付いている。