(1)チャートは日足、週足とも一触即発の終盤戦を迎えた。
(2)先週末の引け値1,468円から戻り高値1,482円まで、わずかに14円を残すのみとなった。移動平均線はきれいな上昇カーブを描いているから高値更新は時間の問題で、今週にも実現するだろう。
(3)高値を更新すれば1,000万株と推定される売り玉はすべて評価損となり、株価上昇に弾みがつく。
(4)7月31日の高値1,482円を抜けば2,000円大台回復までは完全な真空地帯に入る。株価は昨年10月の不祥事発生で大暴落したが、そのときに空けた600円幅の広大な窓を今回は埋めに行くだろう。
(5)米投資ファンドのハリス・アソシエイツが先週、保有株式を1%(270万株)買い増して7%に増やしたと発表した。米投資ファンドのベイリー・ギフォードと合わせると暴落後に12%(3,240万株)を市場から吸い上げた結果、需給関係が極端に逼迫した。
(6)主力の売り方と買い方が共に外資系ファンドである点も初体験である。買い大手2社がさらに買い進めば、売り方は大踏み上げを迫られる。
(7)昨年10月以来の大仕手戦はいよいよ終盤の決戦期を迎えた。参加者も観客も、後学のために大仕手戦の行方に注目されたい。
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