2012/5/1

  2012年5月1日(火)
  I。世界のバイオ医薬の最前線
      日本ケミカルリサーチ
  II。今週の KYO-ONNA

  I。世界のバイオ医薬の最前線
     日本ケミカルリサーチ
(一)中期線、長期線は上放れ目前。

(1)私はバイオ医薬の先端企業である日本ケミカルリサーチ(以下JCR)の事業素質を高く評価し、クラブ9で研究開発の進捗状況を追跡してきた。
(2)JCRはいま、業績と株価の両面で、開花期を迎えたと見える。
(3)先ずチャートをご覧頂きたい。週足が一目均衡表の上限に達し、月足も一目均衡表の上限に近づいて、株価は永い保ち合いを上放れる気配を強めている。

日本ケミカル週足
日本ケミカル月足
(二)開発、生産、販売が充実し、業績は飛躍期へ。

(1)4月14日付日経は、JCRが15〜20億円を投入して遺伝子組み換え酵素培養タンクの生産能力を5倍に拡大すると報じた。増設した設備は17年発売予定の心臓肥大の難病「ライソゾーム病」向けバイオ後発薬の生産を始め、複数の新薬開発に投入する。
(2)イギリスの製薬大手グラクソ・スミス・クライン(以下GSK)は2009年に早くもJCRの傑出したバイオ技術に着目して株式24.6%を取得し、筆頭大株主として開発・生産・販売を含む包括的な提携関係を結んだ。さらなる株式買い増しも予定している。
(3)年商145億円のJCRが年商3.5兆円の超巨大企業であるGSKと全面提携した効果はきわめて大きい。
(4)例えば、ハンター症候群、ファブリー病などを含むライソゾーム病の患者数は国内では600人に過ぎないが、世界100ヶ国に拠点を持つGSKの販売網を用いれば即座に巨大市場に変身する。
(5)例えば、GSKがJCRからバイオ後発薬エポエチンアルファの海外販売権を取得して2年3ヶ月が過ぎた。GSKが世界各国で申請中の販売認可を取得するのは時間の問題で、1.4兆円の巨大市場に本格参入すればJCRの売上高と特許料収入は一挙に数倍に激増する。
(6)ちなみにJCRはエポエチンアルファの開発で「完全無結成培養」の技術を確立した。バイオ医薬品の製造工程で動物由来の血清を使用しないことによって未知の病原体の混入を抑え、高い安全性を実現したのである。
(7)その他のバイオ新薬の開発も順調である。昨年12月の米国血液学会に次いで今年2月の日本造血細胞移植学会総会でJCRは白血病等の根本治療薬となる細胞医薬品(JR-031)がフェーズ1〜3をクリアしてフェーズ2〜3に入ったと発表した。
(8)武田薬品系のメディパルとも新薬開発で提携関係を結んだ。メディパルは日本最大の製薬卸でJCRに研究開発費を提供、臨床試験を支援し、販売権を取得する。
(9)今や世界の製薬業界ではバイオ医薬品とバイオ後発薬の開発が主戦場となった。これらの旺盛な研究開発と提携関係の樹立はJCRが世界のバイオ医薬品開発の最前線に位置していることを示している。
(10)創業者・オーナーの芦田会長が自ら陣頭指揮する研究開発陣に加えて、GSKの資金・販売の全面的支援を得たJCRは、日本の神戸からいきなり世界のバイオ医薬品市場にデビューする飛躍期を迎えている。
(11)特に中長期の投資家にとって、JCRは最適の資産形成銘柄になると私は思う。

  II。今週のKYO-ONNA
(一)創作舞踊「わが回想の京女」
  小泉流舞踊会 〜
 新舞踊小泉流、小泉月花(Koizumi Gekka)先生の舞踊会
  2012年5月5日土曜祝日(11時〜17時終演予定)
 於:国立文楽劇場
 ユニセフ募金チャリティ公演・入場無料

 最後の演目として、創作舞踊「わが回想の京女」が上演されます。
 12曲中、「卒業」「カンカン坊主」「初恋」「宵山」「渡月橋」「いま、愛の時」「わが回想の京女」の7曲が、
 西川鯉右(Nishikawa Koisuke)先生作舞で、新舞踊になりました。

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小泉流舞踊会

(二)ミュージックビデオ『わが回想の京女』ダウンロード販売開始
 ミュージックビデオ『わが回想の京女』のダウンロード販売開始しました。
よろしくお願いします。  ↓↓ こちらをクリック ↓↓