2012/3/26

  2012年3月26日(月)

(一)新日本理化と、板ガラス・アイフルの空売り。
新日本理化週足

(1)3月22日に逆日歩が8円ついたのをきっかけに株価は反騰に転じた。
(2)底値鍛錬も十分で、ひとまず窓埋めの800円台回復を目指すだろう。新日本理化は昨秋に突然急騰し、沈滞の極に沈み込んでいた日経平均に活を入れ、相場牽引の主役に躍り出た。
(3)3月に入ると景気回復が鮮明となり、主役の座は業績軽視の仕手株から業績重視の優良株に転換した。
(4)しかしチャートの通り、新日本理化は日証金、三市場とも依然として売り買いが均衡しており、再度逆日歩が点滅すれば巻き返しが期待できる。
(5)どんな相場の局面でも、信用取引の売残が急増し、大取り組みとなれば、株価は仕手性を帯びる。業態や規模や低位値がさを問わない。
(6)例えば、日本板硝子は業績悪化懸念で格下げの動きも見えるが、売上高の45%を占める自動車向けが急回復している。タイヤ株も同然で、悪材料を折り込んで好材料に目を向ける時だろう。
(7)また信用取引の空売り以上に、外国人投資家が巨大な借り株を用いて売り崩し、売り叩いた銘柄が少なくない。板ガラスは5,000万株の外国人の借り株(空売り)を飲み込んでいる。
(8)アイフルも、外国人投資家の5,000万株の借り株(空売り)が下値で取り残されている。そのため出来高は常時理論上の浮動株の数倍に達している。
(9)板ガラスとアイフルの株価は共に低位で、安値圏に低迷しているが、借りた株は必ず返済しなくてはならない。早晩踏み上げが予想される。

(二)日本ケミカルは好材料続出へ。

(1)チャートの週足は一目均衡表の雲を抜けたところである。
(2)50万株、4億円の自社株買いは3月終了の予定。その後も筆頭株主・グラクソの買い増しが予想される。
(3)2ちゃんねるで「東西一部市場へ昇格」という書き込みがあったので、一部昇格の条件をチェックしたところ、ほぼ整っていた。
(4)取引所への申請は幹事証券が代行するが、直近の四季報で主幹事がみずほ証券から野村證券に変わったから、野村證券が申請したと見て会社に問い合わせたところ、事実であった。
(5)ただし東京市場の出来高が不足しており、大阪単独か東西同時かはインサイダー情報となるから開示できないとの返答であった。
(6)業績面では、世界最先端のバイオ技術をベースに複数の大型プロジェクトが同時進行している。
(7)第1に、英グラクソとは全面的包括契約を締結して希少疾病等の新薬を開発中である。日本だけでは10億円の希少市場もグラクソの販売網を用いれば100億円規模となる。製薬世界3位のグラクソの後ろ盾は大きい。
(8)第2に、白血病患者を救済すると期待されるMSC(間葉系幹細胞)の臨床試験がフェーズ1〜2からフェーズ2〜3に入った。
(9)第3に、グラクソが腎性貧血治療薬の海外販売権を取得してから2年3ヶ月が経過した。販売認可の承認が近いと期待される。
(10)いずれも年間売上高140億円の日本ケミカルの業態に革命的変化をもたらす大材料である。

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