2012/1/10

  2012年1月10日(火)
  I。クラブ9。
  II。新サイト・KYO-ONNNA (2)。

 I。クラブ9。
 新春上放れ期待の三銘柄。
(一)富士フイルム。

(1)フィルムで世界ダントツを誇っていた米コダックが倒産の危機に陥っているのに対して、富士フイルムは脱フィルム、業態の大転換を果たし、日本を代表する優良企業に変身した。
(2)医薬品では富山化学、J・ティッシュを買収した。その富山化学が昨年3月、厚労省に製造販売を申請したT-705は年商1兆円が期待される超大型新薬である。
(3)医療機器でも昨年12月に携帯用超音波診断装置大手・米ソノサイトを776億円で買収した。
(4)内視鏡では自社開発製品を投入する一方、世界首位を独走するオリンパスの買収に意欲を燃やしている。
(5)傑出した資産内容と収益力から万年割安株に甘んじてきたが、チャートはいま上放れ必至と見える。

(二)オリンパス。

(1)昨年10月、1,350億円に上る粉飾決算が発覚、第三者委員会を設立して真相解明に当たり、昨年末には一連の対応策が完了し、上場を維持した。
(2)1,350億円の粉飾自体は早期に補填を完了しており、後遺症はない。
(3)高山社長によれば、主力の内視鏡は売上高、利益とも高水準を維持している。
(4)株価は一時500円まで大暴落し、その後も1,000円前後で低迷しているが、チャートは底値圏離脱の気配が濃厚である。
(5)優先株1,000億円の割当先が早ければ今週にも決まり、毀損した資本金の修復が完了する。
(6)割当先として富士フイルム、ソニー、パナソニック3社が有力視されている。新しい大株主が経営権の取得に乗り出す可能性もある。
(7)借り株を含む空前の巨大な空売りは増勢一途で、昨年10月以来の逆日歩が解消するめどが立たない。株価が上放れた場合は売り方窮地となるだろう。

(三)新日本理化。二段上げに注目。

(1)加藤アキラ氏率いる日本最大の仕手集団が復活。大阪市場を席巻している。
(2)新日本理化を指標株として、虹技、大紀アルミ、ヨータイ、モリテック、イソライト、大真空、宮地エンジ、日本橋梁、等の大阪銘柄が次々に急騰した。
(3)問答無用の仕手相場だけに、空売りが急増し、株不足、逆日歩が多発している。
(4)先物主導のこうちゃくした相場に飽きあきした個人投資家にとっては腕試しの好機である。
(5)指標株である新日本理化が二段上げに入るかどうかに注目したい。新日本理化の取り組み接近と騰勢が衰えない限り、大阪銘柄の仕手人気が続くのではないか。

 II。新サイト・KYO-ONNA (2)。
(一)今週の京女。

(1)KYO-ONNA では、「わが回想の京女・語りバージョン」の「6月・6月になったら(祇園さんにて)」「7月・宵山(鉾町にて)」を更新しました。
ぜひご覧下さい。 ↓↓下の画像をクリック↓↓

(二)ミュージカル「わが回想の京女」、あらすじ。

(1)ヒーローの園裕は東北の禅寺の跡取り坊主です。ヒロインの薫子は京友禅の下絵作家で、父の「染め屋」を助けています。
(2)京都大学のインド哲学科に入学した園裕が南禅寺を訪ねたとき、石畳の小道で薫子とすれ違いました。
(3)そのとき、薫子の友禅の絵柄から突然蝶が次々に舞い上がり、春の光を浴びて金色に乱舞しました。
(4)園裕は金色の蝶を追って薫子と出会い、二人は恋に落ちます。それから4年、二人は逢う瀬を重ね、初恋は大人の愛に発展します。4年生の2月、園裕の父が亡くなり、園裕は住職を継ぎます。
(5)卒業の朝、天満宮の梅園で園裕は薫子にプロポーズしますが、一人娘の薫子は家業を捨てることができません。卒業の日は別れの日となりました。
(6)それから20年の歳月が流れました。東北と京都に離れても2人は独身を通し、変わらぬ愛を通わせています。
(7)ドラマは、園裕が20年ぶりに南禅寺を訪れて、薫子と過ごした熱愛の青春時代を回想する場面から始まります。

(三)ドラマ「アルト・ハイデルベルク」とミュージカル「学生王子」。

(1)ミュージカル「わが回想の京女」はドイツのドラマ「アルトハイデルベルク」とミュージカル「学生王子」をモデルとして制作しました。
(2)「アルト・ハイデルベルク」は1906年のパリ初演以来、世界各地で史上最大の上演回数の記録を更新し続けている人気ドラマです。
(3)ミュージカル「学生王子」は「アルトハイデルベルグ」をベースに制作されました。1924年にブロードウェイで上演されるや、608回の超ロングランを記録し、ミュージカルの黄金時代を築きました。

(四)「アルト・ハイデルベルク」のあらすじ。

(1)ドイツのカールスブルク公国の王子、カールがハイデルベルク大学に留学します。
(2)深窓育ちで、世間知らずのカールは、突然飲めや歌えのバンカラな下宿生活に投げ込まれますが、たちまち人気者となります。
(3)カールはネッカ河畔の下宿屋の娘ケティと恋に落ちます。明日は二人でパリへ、と約束したとき、大公危篤の知らせが届き、急いで帰郷しますが、大公は死去し、その場でカールが王位を継ぎます。
(4)2年経ってカールは「アルト(懐かしき)ハイデルベルク」を訪ねて、ケティと再会します。
(5)カールはケティと過ごした疾風怒濤の青春時代を語り合い、ケティと別れ、青春時代に別れを告げます。