2011/9/5 緊急情報

  2011年9月5日(月)
 モルフォ・緊急情報

 I 会社発表

(1)第3四半期決算では大幅減益となった。
(2)しかし通期は売上高・利益とも据え置く。
(3)第3四半期の減益と通期据え置きは予定通りである。
(4)本日発表の野村證券レポートを参照されたい。

 II 本日発表した野村證券のレポートは次の通りである。

2011年9月2日

モルフォ(3653、レーディング:Not Rated、6,000円、(09/02))
会社が11年5〜7月期決算を発表

国内携帯向けは低調に推移

9月2日に、会社が11.10期の第3四半期決算を発表した。9ヶ月累計の売上高は10.4億円、営業利益は0.3億円となり、通期会社計画に対する進捗率は売上高が60%、営業利益が9%であった。売上高の内訳は、ロイヤリティ収入が7.5億円、サポート収入が0.8億円、開発収入が2.1億円であった。国内の携帯電話市場において、震災の影響によって当社顧客の一部端末の発売が、当社の想定していた時期から遅れたほか、当社製品の搭載点数が少ない・未搭載の端末の市場シェアが、会社想定を超える水準であった模様で、第3四半期のロイヤリティ収入は会社想定を下回ったと推測される。

会社は通期予想を据え置き、海外展開の進捗に注目

一方で、会社は11.10期通期の業績予想を据え置いた。第4四半期は、発売時期が遅れた端末のロイヤリティ収入計上が見込まれるほか、既存技術を応用したアプリケーションの提供などによる開発収入で、ロイヤリティ収入の落ち込みを補う計画である。また、当社は既に国内携帯向けで高いシェアを持つため、今後の成長には海外展開が不可欠であるが、当社は既に海外メーカーに対し積極的な営業活動を展開しており、12.10期は徐々にこれらの成果が出始めると予想される。(吉田 純平、増野 大作)