2010年9月27日(月) | |
続・日本政府は為替介入で成功する。 |
(一)為替と日経平均の行方。 |
(1)政府介入の第1弾は私が予想した通り、大きな威力を発揮した。 |
(二)ヘッジファンドに衰退の兆し。 |
(1)一口にヘッジファンドといっても多種多様である。大きな資金量とアルゴリズムのノウハウを駆使して世界の金融市場を攪乱したのは投資銀行系のヘッジファンドで、影響力が突出して大きい。 |
(三)ヘッジファンドが誇るアルゴリズムにも限界。 |
(1)チャートを見れば一目瞭然、5月にギリシャの財政破綻説が流れると、ユーロが急落し、同時にギリシャとスペインの株価と国債が暴落した。この時ユーロと国債と株式を同時に暴落させたのはアルゴリズムを駆使したヘッジファンドであった。 |
(四)鉱物資源の国家備蓄こそ究極の為替政策。 |
(1)中国政府は尖閣諸島問題の有利解決を目標に、レアメタルの輸出禁止をちらつかせている。製造業でハイテクを持たない中国は、独占度が高い希少金属を外交戦略に利用する構えを鮮明にした。 |