2010年5月24日(月) |
(一)相場観。セリングクライマックスを形成か。 |
(1)ギリシャ問題に発した、国債売り、ユーロ売り、株式売りは、世界の金融市場全体から見ればヘッジファンドと欧米政府の全面的対決の様相を深めている。 |
(二)野村マイクロ・今期業績を大幅増額修正か。 |
(1)5月18日付日経は、韓国サムスンが2010年に過去最大となる2.1兆円の設備投資を、半導体メモリーと液晶パネルに集中して断行すると報じた。 |
(三)日本ケミカルと提携を強化したグラクソの目標。 |
(1)製薬世界第3位のグラクソ・スミスクラインは5月18日、日本ケミカルの株式308万株を1株1,310円で取得した。保有株式は25%に増加してダントツの筆頭株主となった。アルファJCRの販売権取得にも十数億円を投入しており、6月の株主総会ではデュノワイエ会長自ら日本ケミカルの取締役に就任する。日本ケミカルの250倍の売上高を持つグラクソが買収も辞さないほど急接近したのは新薬で1,000億円単位の新市場を見込んでいるからだろう。中でも最大の目標は高度医療時代に踏み出した中国市場の開拓である。 |