2009年12月14日(月) | |
I ヘッジファンドの大変身。 II TOB後の三洋電機。 |
I ヘッジファンドの大変身。 | ||||||||||||
(一)大変身の背景。 | ||||||||||||
(1)前回にも述べたが、過去2週間の日本株の急騰はヘッジファンドがポートフォリオを大胆に組み替えた結果として起こった。その内容は次の如くである。 |
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(二)借り株で稼ぎまくるヘッジファンド。 | ||||||||||||
(1)しかし借り株を用いて株価を売り崩す手法は、日本では依然として外資系証券の独壇場である。 |
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II TOB後の三洋電機。 | ||||||||||||
(一)ヘッジファンドのカラウリ。 | ||||||||||||
(1)三洋電機もヘッジファンドのカラウリに苦しめられた。12月8日現在、外資系証券の借り株によるカラ売りは縮小に転じたが、なお4,000万株を超えている。
(2)カラウリは借り株を調達した銀行の名義となっているが、実際に売っているのはヘッジファンドである。外資系銀行は信託や生保から品貸し料を払って、株式を借り出す。 |
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(四)G・Sはどう出るか。 | ||||||||||||
(1)12月7日付けでゴールドマン・サックス(G・S)が開示したG・Sグループの持ち株は4社合計で8億2,367万株である。新規に取得した株式を売却した痕跡は見えない。 |