2012年3月16日(月) |
(一)NYダウの反騰をリードした銀行株。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート1・ゴールドマンサックスとシティグループの日足 (1)私は前回のクラブ9で「ニューヨークダウはセリングクライマックスの様相を呈しており、小さな変化の情報にも急騰しやすい状況にある」と述べた。 |
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(二)シティはニューヨークダウの先行指標。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1)シティは昨年、営業利益が一貫して黒字であったにもかかわらず最終損益が赤字となった。原因は保有する証券化商品が暴落したからである。中でも最大の赤字要因となったサブプライム関連証券は、昨年の9月にAA格債でさえ80%も大暴落し、実体価値を大幅に下回っていた。 |
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(三)野村証券大波乱の背景を推理する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<表1・野村証券の先週1週間の株価と出来高>
(1)野村證券は世界の株価がそろって最安値を記録した日に2,760億円、6.6億株の超大型増資を断行した。払込期日は3月10日。払い込み価格は417円であった。 |
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(四)上放れたリート(不動産投信)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート2・日本ビルファンドとJRE(ジャパンリアルエステイト)の日足 (1)チャートを見れば一目瞭然、日本のリート(不動産投信)を代表する2銘柄が明快に底値を脱出した。 |