2007年9月10日(月) | |
サブプライム問題に決着つくか。 ブッシュ大統領の救済案に注目。 |
(一)焦点は財政出動の規模。 |
(1)サブプライムローン問題はアメリカで発生し、世界の金融市場を揺るがす大問題に発展した。しかしサブプライム関連の不良債権は総額でも10〜15兆円に過ぎず、1,000兆円単位の金融市場から見ればかすり傷程度の損失である。 |
(二)欧州と英国の中央銀行も協調。 |
(1)欧州中央銀行も7日の政策決定会合でこれまでの公定歩合引き上げ予想をくつがえし、4%を据え置いた。また同日、短期金利の上昇を抑制するために6.7兆円の資金を供出した。 |
(三)何もしない、何もできない日銀。 |
(1)優柔不断の日銀は9月も公定歩合引き上げを見送りそうである。 |
(四)株価反騰の条件が成熟している。 |
(1)そもそも今回の株価暴落は、特に過去2年間にアウトサイダーの巨大資金が金融市場に流入し、金融機関がサブプライムのリスクを忘れてしまうほど大もうけした所に発している。 |
(五)銘柄観。 |
前回、前々回と同じ。 |