2006/1/20

  2006年1月20日(金)
   緊急コメント

「急落後の株式相場」

(1)2000年にもネットバブルが崩壊しました。当時、私は光通信、ヤフー、ソフトバンクの株価形成が異常だと再三警告していましたから、暴落は予想通りでした。
(2)2000年のネット人気は大勢下落過程での異常人気でしたが、今回のライブドアの暴騰暴落は大勢上昇過程での破綻ですから、無関係な銘柄の立ち直りは早いと思います。
(3)クラブ9はこれまでのポートフォリオを変更するつもりはありません。
(4)クラブ9はこれまでに一度もインサイダー情報や風説を掲載した事がありません。他人の意見を剽窃した事もありません。クラブ9はオリジナルな視点、オリジナルな意見のみを掲載しています。
(5)クラブ9は現在の相場の基調を「資産インフレ相場」と規定していますから、銘柄選択の基準はあくまでも含み資産と利益成長力です。
(6)私には無配で、資産の乏しいライブドアやソフトバンクが何のために株式を分割するのか、増配につながらない分割が株主にどんな利益を与えるか、なぜ投資家に人気があるのかが理解できません。興味もありません。
(7)西武鉄道は一昨年、株主名簿の一部に社員の名義借りがあったというだけで上場廃止となり、堤社長が逮捕されました。これに比べればライブドアは粉飾決算と風説の流布という最大の罪を犯していますから、上場廃止と堀江社長の逮捕は100%確実でしょう。
(8)西武鉄道には巨大な資産がありますから再上場すれば上場廃止前の数倍の高株価がつくでしょう。しかしライブドアは上場廃止後に殆ど価値が残らないでしょう。企業の真の実態価値は危機に際して鮮明になると私は思います。
(9)今回の暴落局面で、ダイエーの頑健さが目につきます。