2005/12/26

  2005年12月26日(月)
  2006年の相場を読む
  
(その三)銘柄。

(一)資産インフレの指標、住友金属鉱山。

(1)金は高騰する国際商品相場の指標性を強めてきた。
(2)ニューヨーク金相場は500ドル割れで、目先調整終了か。
(3)住友金属鉱山は金相場との連動性が高い。
(4)日本の資産インフレ相場の指標株となる条件を十二分に備えている。

(二)新興市場の指標、NIF-SMBC。

(1)大和証券と三井住友銀行のベンチャーキャピタルが合併。最強の布陣を敷いた。
(2)来年以降、年間50〜80社を大株主として上場か。
(3)新規公開株人気を満喫。
(4)新興市場の指標株となる。

(三)材料株、富山化学と大正製薬。

(1)新型抗生物質T-3811に関する過去数回の情報はすべて富山化学とライセンス供与先のシェリング・ブラウに確認している。その結果
(2)アメリカのFDAの製造認可は来年2月までに下りる。
(3)ヨーロッパの市場規模は推定300億円。これから推定した世界の市場規模は1,000億円に達する可能性がある。
(4)年間5,500億円の抗生物質市場は大型薬品の特許期限切れでいずれも数百億円規模に落ち込んでおり、T-3811は世界最大となる可能性がある。
(5)内外の製薬大手が、T-3811の販売に参加する可能性がある。
(6)大正製薬は利益剰余金5,000億円を蓄積した超優良企業で、富山化学の発行株式の22%を保有する筆頭株主である。
(7)富山化学は研究開発に特化し、販売を大正製薬に委託している。そのために富山化学の人気が大正製薬に波及する可能性がある。