2005/4/25

  2005年4月25日(月)
  悪材料折り込み、反騰へ。

(一)中国リスク。

(1)欧米マスコミが一斉に共産党一党独裁のチャイナリスクを報道。胡錦濤政権は政策転換を余儀なくされた。
(2)上海市は2週目のデモを阻止できなかったが、市当局は翌日には日系企業への保証を表明した。上海は江沢民前主席人脈の拠点で、胡錦涛新主席の政治手法と一線を画した。新旧政権の間に対立と妥協あったと感じられる。
(3)短期的には中国リスクの再燃はないだろう。
(4)アメリカの株価の波乱も一巡した。
(5)連休中に株価の急反騰もあり得る。
(6)しかし中国リスクもアメリカリスクも払拭されたわけではない。
(7)新興市場、仕手株から独歩高銘柄が出る。

(二)住友金属鉱山。

(1)中国リスクの出現で商品市況が低迷すれば、商品市場の投機資金が金に集中する可能性がある。
(2)金相場は新値更新目前で、450ドルを突破すれば880ドルの史上最高値を目指す動きとなる。
(3)1989年に是川銀三氏の仕手戦で、住友金属鉱山は2,460円の高値を実現した経験がある。
(4)金相場の行方に注目。

(三)T・ZONE(8073)。

(1)買収合併は今年最大のテーマである。
(2)Tゾーンは投資ファンドである。豊富な資金を小型優良株に集中投資し、特に相場の下落局面では買い増しが急である。
(3)すでに買収した企業の中から、マルマンほか1社の上場が近い。
(4)同じ投資ファンドである村上ファンドは非上場であるが、その投資先企業が次々に人気化している。
(5)Tゾーンの株集めの実態が表面化すれば、人気沸騰もありうる。
(6)2,300円台の下値固めは十分。

(四)アライドHD(6835)。

(1)暴騰、暴落、反騰のチャートに魅力。
(2)全般急落局面でも超然としている。
(3)開発に100億円を投入した大型新製品が軌道に。
(4)リスク覚悟の投資家に。