2005/2/28

  2005年2月28日(月)
  需給関係の歴史的な大逆転

(一)売るべき人がみな売った。

(1)銀行は全上場株の22%の筆頭株主から7%に転落した。
(2)企業は株式持ち合いを解消した。
(3)民間の年金の代行返上に伴う売りは3月年度末を控えて、ほぼ売り切った。来年度はあってもわずかしかない。

(二)外国人投資家が主役に。

(1)50%を超えていた与党株主が崩壊した、
(2)外国人株主は増勢一途で、推定25%に達した。
(3)外国人株主のニッポン買いは増勢一途である。
(4)オイルマネーが主役に浮上。

(三)当面のメーンテーマ。

(1)石油、非鉄等、資源の高騰。
(2)物価インフレ。
(3)株式、不動産等の資産インフレ。
(4)銀座で坪単価1億円が成立。松屋が急騰。

(四)指標は住友金属鉱山(別子)。

(1)銅が20年ぶりの高値。
(2)金とニッケルが高値更新目前。
(3)別子は主力3商品の自山鉱比率が高く、日本を代表する資源株である。
(4)特に別子が保有する鹿児島の金鉱山は世界ダントツの高品位。推定埋蔵量は増勢一途という情報がある。
(5)その金が大相場の様相。金は商品相場の投機の中心で、人間を熱狂させる。
(6)南ア、オーストラリア等で金鉱山会社の買収合戦が白熱化。大手寡占へ。
(7)別子は住友財閥の総本家。住友グループの大株主で、含み益も厚い。
(8)株価は出来高、融資残が減って、値動きが軽くなってきた。
(9)1株利益60円の20倍、1,200円が第1目標。今後の増額修正が人気を増幅するだろう。

(五)スパークスは今週が買い場か。

(1)公募増資の条件を今週決定。
(2)その後は上げ賛成となる。
(3)日本株強気派の指標。
(4)アジア株強気派の指標。(増資資金をテコにアジア株に進出。)

(六)裏銘柄。商品株。

(1)第一商品。岡籐商事。豊商事。エース交易など。
(2)高収益、高配当なるも、長年人気の圏外にあった。
(3)商品投信の市場が拡大。
(4)新規上場商品が急増中。
(5)商品相場、中でも金の高騰で手数料増える。