2005/2/15

  2005年2月15日(火)
  株式分割について。(質問多数)

(1)アメリカの株式はどんな優良株でも100ドル以下です。
(2)1株1万円以下ですから、誰でもポケットマネーで気軽に株を買えます。
(3)私はこれまで1株100万円を超えるような高株価で、株式を上場することに反対してきました。
(4)東証は現在では新興市場から一部、二部市場に上場するとき、基本的に株価を50万円以下に下げることを要求しています。例えば、スパークスは株価が50万円を超えたために、昨年東証第一部上場が果たせなかったと推定されます。それ故、今年は3月末割り当てで、1対2または1対4に分割する可能性が高い。
(5)例えば1対2の分割を行った後も配当を据え置けば、2倍に増配したのと同じ結果になります。
(6)分割は基本的に好材料です。一般に権利落ちで割高に生まれます。
(7)しかし信用取引で株を買っている投資家は権利落ちから新株が出るまでの2〜3ヶ月は担保力が縮小しますから、発表売りとなる場合があります。
(8)この場合は権利落ち直前の安値で買うのが有利でしょう。
(9)最近では1対100の分割まで現れました。
(10)分割によって株価を下げてできるだけ多くの株主に株を持ってもらいたいという発想は若い創業社長に多く見られます。
(11)買収から企業を守るために今後は大幅分割によって時価総額を高くしようとする企業が増えるでしょう。